この記事で「coinpil.vip」と書いているのは、ログイン画面が置かれている「m.coinpil.vip」や、画面上で「COINP」と表示される同じドメインのサービスを指します。案内の中で別の呼び方をされている場合もあります。
この案件は、「coinpil」「COINP」「m.coinpil.vip」 という表記でも相談が寄せられています。いずれも同じ案件として扱っています。
こんな流れではありませんか
「保証金を払えば出金できます」と言われているなら、払う前にご相談ください。
とくに注意していただきたいのは、一度目の被害の相手から連絡が来ている点です。「弁償する」「取り戻せる」という入口は、すでに被害に遭った方だけを狙って作られています。弁償を受け取るために送金する流れになっているなら、それは弁償ではなく、二度目の送金です。
この記事は、総合探偵社みらい(探偵業届出 第30260002号/東京都公安委員会)が2026年8月19日に「coinpil.vip」を調査した記録です。
返金請求や相手方との交渉は、弁護士法第72条により弁護士・認定司法書士の領域になります。その弁護士や警察が動くために必要な材料——調査報告書をつくること。それが、総合探偵社みらいの役目です。
ご相談の際、LINEで送っていただくものは次の3つです。
お送りいただいた内容をもとに、追える見込みがあるかどうかを最初に確かめます。

お心当たりのある方へ
coinpil.vip への送金経路は、ブロックチェーン解析で追跡できる場合があります。追跡の見込みは調査前にお伝えします。相談だけでもOK・完全無料です。

coinpil.vipの勧誘の経路と手口

coinpil.vipで確認されているのは、一度目の被害の相手から「弁償する」と連絡が来るところから始まる流れです。時間の順に並べます。ご自身がいまどの段階にいるかを確かめながら読んでください。
- SNSやマッチングアプリで知り合った相手から、投資の話を持ちかけられる
- 指示どおりに投資したが、出金できなくなる(ここが一度目の被害)
- しばらく連絡が途絶えたあと、同じグループチャットから謝罪と「弁償する」の連絡が来る
- 「人数も金額も多く、銀行口座では疑われる」として、仮想通貨での受け取りに誘導される
- 「操作が分からない人が多いから」と、購入から送金までを手取り足取り教えられる
- 「先生」と呼ばれる人物から、買う銘柄と売る時間を夜のうちに指示される
- 画面上の利益が毎日積み上がり、元金を増やすほど利益が増えるとすすめられる
- 出金しようとすると、出金額の2割ほどの保証金を求められる
まだ仮想通貨を送っていない方へ
まだ送金していないのであれば、仮想通貨は送らないでください。ここで止めれば、被害はこれ以上広がりません。弁償を受け取るために自分から送金する、という流れになっている時点で、それは弁償ではありません。そのうえで、次のものだけは消さずに残しておいてください。
coinpil.vipの被害の特徴

coinpil.vipについて寄せられている相談は、すでに一度被害に遭った方に集まっている点に特徴があります。
- きっかけがSNS・マッチングアプリで、投資の話に移るまでに時間をかけている
- 一度目の被害のあと、同じグループから「弁償」を名目に再び接触してくる
- 受け取りの手段として仮想通貨を指定し、購入の仕方まで教える
- 出金の申請に対して、割合で決まる「保証金」を求める
暗号資産で送金した分は、ブロックチェーン上に記録が残ります。送った先をたどれるのは、この記録が残るからです。ただし、時間が経つほど資金は複数のアドレスへ分散していきます。
同じ案件の相談からは、一度目の被害の中身も確認されています。最初にすすめられていたのは米国株の取引でした。その後の弁償は、銀行口座を使うと口座が疑われるという理由で、暗号資産(USDT)で行うと案内されています。弁償を待つあいだも、毎日数千ドル相当の利益が画面に表示されていました。弁償という言葉で始まり、送金で終わる流れです。

お心当たりのある方へ
coinpil.vip への送金経路は、ブロックチェーン解析で追跡できる場合があります。追跡の見込みは調査前にお伝えします。相談だけでもOK・完全無料です。

返金・取り戻せるのか

返金や被害の回復を目指すことは可能です。ただし、手続きの担い手は分かれます。
返金の請求や相手方との交渉は弁護士・認定司法書士が、被害届の受理は警察が担う領域です。当社のような調査会社がこれを代わって行うことは、弁護士法第72条により認められていません。
では、なぜ調査が必要になるのか。請求する相手が分からなければ、請求そのものができないからです。仮想通貨で送金した分は、送った先のアドレスと、その後の移動がブロックチェーン上に記録されています。どこへ流れたかを調べることが、請求する相手を探す手がかりになります。
| 送金の方法 | たどれる見込み |
|---|---|
| 国内の取引所で購入して送った | 取引所側に購入と送付の記録が残る。送付先からの移動もたどれる見込みがある |
| 自分のウォレットから直接送った | ブロックチェーン上の記録は残る。ただし出発点をたどるのに時間がかかる |
| 銀行振込で国内取引所に入金し、そこから送った | 振込と送付の両方に記録が残る。たどれる余地は比較的ある |
| 相手の銀行口座へ直接振り込んだ | 当社の調査範囲外。金融機関と警察が扱う領域になる |
表のとおり、たどれる範囲には限りがあるのも事実です。回収できない場合や、戻る額がごく一部にとどまる場合もあります。総合探偵社みらいがお渡しできるのは、追えた範囲をまとめた調査報告書までです。
調査会社をどう選べばよいかについては、仮想通貨・暗号資産詐欺の調査会社の選び方で詳しく解説しています。偽の取引サイトに共通する見分け方は、偽の仮想通貨取引所の見分け方にまとめています。
「必ず取り戻せます」には注意してください
被害に遭われた方をさらに狙う二次被害が、同種の事案で確認されています。見分けるための基準は4つです。
- 結果を断定する
- 返金交渉そのものを請け負うと言う
- 探偵業の届出番号を示せない
- 金額を示さないまま前払いを求める
4つのうち1つでも当てはまるなら、その相手への連絡はいったんやめてください。
いま残しておくもの
次のものは、削除せず残しておいてください。スクリーンショットで構いません。
調査で分かること・分からないこと
当社は探偵業として、調査とその報告書の作成を行います。できることとできないことを、正直にお伝えします。
| 調査で分かること | 調査ではわからないこと |
|---|---|
| 送金先のアドレスと、その後の資金の移動先 | そのアドレスを持っている人の氏名・住所 |
| 資金が取引所に入ったかどうか、どの取引所か | 取引所が保有している本人確認情報の中身 |
| ドメインの登録時期と、サイトの作られ方 | サイトを運営している人物や法人の実名 |
| 一度目の被害と同じ相手かどうかの手がかり | 相手が今後どう動くか |
アドレスの動きは追える一方で、その持ち主を氏名に結びつけるには、取引所が保有する情報が必要です。取引所は個人からの照会には応じません。だからこそ当社は、調査報告書を「弁護士や警察が動くための材料」にするところまでを役割としています。
もう手元にお金が残っていない方へ

費用が払えないから相談できない、ということはありません。
こうしたご相談では、すでに手元の資金を送り切ってしまっている方が少なくありません。保証金を求められても払えず、そこで止まっている状態です。
払えずに止まっているのは、悪い状態ではありません。そこから先へ払ってしまった場合と比べれば、失われた額は少なくて済んでいます。追加で払わない判断そのものが、ここで止まれば、被害はそこまでで収まります。
当社にご相談いただく時点で費用は発生しません。まず状況をうかがい、たどれる出発点があるかどうかをお伝えします。調査が成り立たないと判断した場合は、そのようにお伝えします。
coinpil.vipの会社情報(運営者・所在地)

coinpil.vipを運営している会社を示す情報は、公開されている画面から確認できませんでした。総合探偵社みらいが2026年8月19日に調査した時点で確認できた内容を、調査項目ごとにそのまま記載します。
| 調査項目 | 結果 |
|---|---|
| サイトに表示された運営会社名 | 記載を確認できなかった |
| 所在地 | 記載を確認できなかった |
| 連絡先(電話番号・メールアドレス) | 記載を確認できなかった |
| 金融商品取引業の登録番号 | 記載を確認できなかった |
| ページの題名(ブラウザのタブに出る文字) | 「COINP」のみ |
| 公開画面で見られる範囲 | ログイン画面のみ。登録しないと中を確認できない |
| ドメインの登録日 | 2026年1月28日 |
| ドメインの有効期限 | 2027年1月28日(登録から1年間) |
| ドメイン登録事業者 | Gname.com Pte. Ltd.(シンガポール) |
| ネームサーバー | Cloudflare のものが設定されていた |
| サイトの作り | 海外製の開発基盤(uni-app)で組まれていた |
| ロゴ画像のアップロード日 | 2026年1月28日。ドメインの登録日と同じ日だった |
| 金融庁が公表している無登録業者の資料 | 同じドメイン・同じ名称の記載を確認できなかった(2026年8月19日照会) |
ドメインが登録されたのは2026年1月28日で、ロゴ画像がアップロードされたのも同じ日でした。サイトの中身を用意した日と、住所にあたるドメインを取った日が同じということになります。あわせて、有効期限は1年しか取られていませんでした。長く運営することを前提にした取り方ではありません。また、公開画面から見られるのはログイン画面だけで、運営者を確かめる手段が外からは用意されていません。
coinpil.vipの口コミ・評判

coinpil.vipについて、利用した方が書いた評判は、2026年8月19日時点ではほとんど見当たりませんでした。
評判が見当たらないことは、安全であることを意味しません。とくにこの手口は、すでに被害に遭った方だけに声がかかるため、一般の検索で情報が出てきにくい性質があります。広く募集していないぶん、外からは見えません。
「弁償します」「取り戻せます」という連絡は、被害者の名簿が出回っていることを示している場合があります。一度目の被害のときに伝えた連絡先や、参加していたグループが手がかりです。
被害に遭われた方をさらに狙う動きが、同種の事案で確認されています。検索して最初に出てきたページに連絡する前に、その相手の会社名・所在地・登録番号が示されているかを見てください。示されていないなら、そこには連絡しないでください。
よくあるご質問

状況によって答えが変わるご質問には、断定せずにお答えする方針です。そのうえで、多くいただく質問をまとめました。
本当に弁償してくれる可能性はありませんか。
弁償のために自分から送金するという流れになっているのであれば、それは弁償ではありません。弁償や返金は、受け取る側が支払う仕組みではないからです。「手数料」「保証金」「税金」など名目は変わりますが、受け取るために先に払うやり方になっていれば、同じ構造です。
画面に出ている利益は本物ですか。
その画面を運営している側が表示している数字です。証券会社や取引所の口座であれば、その事業者でも同じ残高を確認できます。ただしcoinpil.vipについては、運営している会社を示す情報自体を確認できませんでした。数字が出ていることと、その額の資産が実際に預けられていることは、別のことです。
保証金を払えば出金できるのではないですか。
払ったあとに出金できたという結果は、同種の事案では確認されていません。確認されているのは、名目を変えた請求が続くやり方です。そのため、払う前の段階でご相談いただくことをおすすめしています。
一度目の被害の記録がもう手元にありません。
残っている分だけで問題ありません。一度目のやり取りが消えていても、二度目の送金の記録があればそこから追える場合があります。まず、いま手元にあるものを教えてください。
総合探偵社みらいの対応状況

coinpil.vipに限らず、同種のご相談に、当社は次の流れで対応しています。
| 段階 | 行うこと |
|---|---|
| 1. ご相談 | 状況をうかがい、調査が成り立つかを見る |
| 2. 一次確認 | 送金記録の有無と、たどれる出発点があるかを確かめる |
| 3. お見積り | 調査の範囲と費用、期間の見込みをお伝えする |
| 4. ご契約 | お見積りの内容にご納得いただけた場合のみ、ご契約に進む |
| 5. 追跡調査 | ブロックチェーン上の記録から資金の移動を追う |
| 6. 調査報告書の使い道 | 弁護士や警察が動くための材料としてお使いいただける |
警察や消費生活センターとの役割の違い
警察や消費生活センターは、被害を記録し、注意を広げるための窓口として重要です。一方で、送金先をたどって資金の移動先を特定する作業は、捜査や相談の窓口とは別の調査になります。
総合探偵社みらいは、東京都公安委員会に探偵業の届出(第30260002号)を行っています。ブロックチェーン上の記録をたどって資金の移動を特定する追跡調査を専門に行い、その結果を調査報告書としてまとめています。
返金の請求や相手方との交渉は弁護士・認定司法書士が担う領域であり、当社は行いません。当社がお渡しするのは、弁護士や警察が動くための材料となる調査報告書です。
ご相談の際にうかがうこと
最初にうかがうのは、次の点です。すべて揃っていなくても問題ありません。
当社にできないこと
正直にお伝えしておきます。当社は、次のことはできません。
- 返金の請求や、相手方との交渉(弁護士・認定司法書士の領域)
- 被害届の代理提出(受理するのは警察で、届け出はご本人が行う)
- 追跡の結果がどうなるかの約束
調べた範囲で分かったことも、分からなかったことも、隠さずそのままお伝えします。
当社は東京都公安委員会 探偵業届出済 第30260002号として届出を行っています。届出は探偵業に必要な法律上の義務であり、優れた調査会社であることを示すものではありません。番号を確認できない相手については、探偵業の届出をしているかどうかを確かめられません。
まとめ

「coinpil.vip」について、2026年8月19日時点で総合探偵社みらいが確認できたことを整理します。
- ドメインは2026年1月28日に登録され、有効期限は1年間だった
- ロゴ画像がアップロードされたのも、ドメイン登録と同じ日だった
- 運営会社名・所在地・連絡先・金融商品取引業の登録番号は、公開画面から確認できなかった
- 公開画面から見られるのはログイン画面のみで、登録しないと中を確認できない
- 一度目の被害の相手から「弁償する」と連絡が来るやり方が確認されている
- 出金の申請に対して、出金額の2割ほどの保証金を求められる流れが確認されている
- 金融庁が公表している無登録業者の資料に、同じドメインの記載は確認できなかった。記載がないことは、安全であることを意味しない
この記事は、確認できた範囲を最速で公開する速報です。新しい情報が確認でき次第、この記事に追記します(調査基準日:2026年8月19日)。
いま「保証金を払えば出金できる」と言われているのであれば、払う前にご相談ください。すでに一度被害に遭われている場合、二度目の送金の記録のほうが新しく、たどれる余地が残っていることがあります。状況をうかがったうえで、出発点があるかどうかをお伝えします。その場で調査をお引き受けするとは限りません。調査が成り立たないと判断した場合は、そのようにお伝えします。
専門調査員が
あなたの状況に合わせて
お答えします
具体的な次のアクションをお伝えします。
- 対応通貨:
- その他


出典・参考
- 金融庁「無登録で金融商品取引業を行う者の名称等について」(https://www.fsa.go.jp/ordinary/chuui/mutouroku.html/2026年8月19日照会)
- RDAP(.vip ドメインの登録情報/2026年8月19日照会)
- 総合探偵社みらいによる m.coinpil.vip の画面記録およびページ構成の確認(2026年8月19日取得)
免責事項
本記事は、情報提供を目的としたコンテンツです。
本記事の内容は、公開日時点の情報および一般的な知見に基づいています。
総合探偵社みらいの業務範囲は、送金先をたどる調査と、調査報告書の作成・納品までです。仮想通貨・銀行振込・決済アプリのいずれのご相談も承ります。返金交渉その他の法律事務は弁護士の業務範囲(弁護士法第72条)であり、当社では実施いたしません。
個別の法律問題については、弁護士等の専門家にご相談ください。
本記事の情報に基づいて行動した結果について、運営者は責任を負いかねます。
送金先をたどる調査/ブロックチェーン解析
総合探偵社みらいが自社で実施した送金先をたどる調査の結果を公開しています。

