この記事で「Quantix」と書いているのは、投資の画面として案内されたサービスを指します。相談での表記は「Quantix」で、カタカナでは「クアンティクス」と読まれます。国内外に同じつづりの実在する企業がありますが、それらとは関係がありません。
こんな流れではありませんか
「税金を払えば出金できます」「保証金が必要です」と言われているなら、払う前にご相談ください。
この記事は、総合探偵社みらい(探偵業届出 第30260002号/東京都公安委員会)が2026年8月21日に「Quantix」を調査した記録です。
「銀行振込をしたのだから、仮想通貨の話は関係ない」——そう思われた方にこそ、確認していただきたいことがあります。国内の取引所へ振り込んでから送った場合、実際には仮想通貨で送っていることがある、という点です。この送金は記録が残るため、追える余地があります。
返金請求や相手方との交渉は、弁護士法第72条により弁護士・認定司法書士の領域になります。その弁護士や警察が動くために必要な材料——調査報告書をつくること。それが、総合探偵社みらいの役目です。

お心当たりのある方へ
Quantix への送金経路は、ブロックチェーン解析で追跡できる場合があります。追跡の見込みは調査前にお伝えします。相談だけでもOK・完全無料です。

ご相談の際、LINEで送っていただくものは次の3つです。
3つとも揃っていなくても大丈夫です。いま手元にあるものだけで問題ありません。
Quantixの勧誘の経路と手口

投資の話が出るまでに、何週間もかけて信頼を作る手口です。時間の順に並べます。ご自身がいまどの段階にいるかを確かめながら読んでください。
- インスタグラムのメッセージで、面識のない相手から連絡が来る
- やり取りを重ねるうちに好意を示され、LINEへ移る
- 相手が実在する大手企業の役職を名乗り、名刺の写真を見せる
- 「まもなく仕事を辞める」「辞める前に良い話がある」と切り出される
- 「一緒に店を持とう」など将来の話とセットで、資金づくりへの協力を求められる
- 投資の画面を案内され、スクリーンショットを送りながら操作を教えられる
- 国内の取引所へ振り込み、そこから指示どおりに送金する
- 画面上の残高が数日から数週間で数倍に増える
- 出金しようとすると、先に税金を払うよう言われ、払ったあとは保証金を求められる
まだ追加の分を送っていない方へ
追加の分をまだ送っていないのであれば、税金や保証金の名目のお金は払わないでください。ここで止めれば、被害はこれ以上広がりません。税金の次は保証金——払うと、また次の名目が出てくる流れになっています。次のものは消さずに、そのまま残しておいてください。
Quantixの被害の特徴

確認できた特徴は次のとおりです。この案件は、相手の顔も声も分かるのに、相手が誰かは分からない点に特徴があります。
- SNSのメッセージから始まり、投資の話が出るまでに時間をかけている
- 実在する大手企業の役職を名乗り、名刺の写真まで見せる
- 通話やビデオ通話にも応じ、写真も複数枚送ってくる
- 将来の生活の話と資金づくりを結びつけ、断りにくい形にする
- 送金は国内の取引所を経由しており、本人は「銀行振込」と受け取っていることが多い
- 出金の申請に対して、税金・保証金という名目で先払いを求める
暗号資産で送金した分は、ブロックチェーン上に記録が残ります。送った先をたどれるのは、この記録が残るからです。ただし、時間が経つほど資金は複数のアドレスへ分散していきます。

お心当たりのある方へ
Quantix への送金経路は、ブロックチェーン解析で追跡できる場合があります。追跡の見込みは調査前にお伝えします。相談だけでもOK・完全無料です。

返金・取り戻せるのか

返金や被害の回復を目指すことは可能です。ただし、手続きの担い手は分かれます。
返金の請求や相手方との交渉は弁護士・認定司法書士が、被害届の受理は警察が担う領域です。当社のような調査会社がこれを代わって行うことは、弁護士法第72条により認められていません。
では、なぜ調査が必要になるのか。請求する相手が分からなければ、請求そのものができないからです。暗号資産で送金した分は、送った先のアドレスと、その後の移動がブロックチェーン上に記録されています。どこへ流れたかを調べることが、請求する相手を探す手がかりになります。
| 送金の方法 | たどれる見込み |
|---|---|
| 銀行から国内の取引所へ振り込み、そこから送った | この案件で多い手口。振込と送付の両方に記録が残り、たどれる余地は比較的ある |
| 国内の取引所で買って送った | 取引所側に購入と送付の記録が残る。送付先からの移動もたどれる見込みがある |
| 自分のウォレットから直接送った | ブロックチェーン上の記録は残る。ただし出発点をたどるのに時間がかかる |
| 相手が指定した銀行口座へ直接振り込んだ | 当社の調査範囲外。金融機関と警察が扱う領域になる |
表のとおり、たどれる範囲には限りがあるのも事実です。回収できない場合や、戻る額がごく一部にとどまる場合もあります。総合探偵社みらいがお渡しできるのは、追えた範囲をまとめた調査報告書までです。
調査会社をどう選べばよいかについては、仮想通貨・暗号資産詐欺の調査会社の選び方で詳しく解説しています。偽の取引サイトに共通する見分け方は、偽の仮想通貨取引所の見分け方にまとめています。
「必ず取り戻せます」には注意してください
被害に遭われた方をさらに狙う二次被害が、同種の事案で確認されています。見分けるための基準は4つです。
- 結果を断定する
- 返金交渉そのものを請け負うと言う
- 探偵業の届出番号を示せない
- 金額を示さないまま前払いを求める
4つのうち1つでも当てはまるなら、その相手への連絡はいったんやめてください。
いま残しておくもの
次のものは、削除せず残しておいてください。スクリーンショットで構いません。
調査で分かること・分からないこと
当社は探偵業として、調査とその報告書の作成を行います。できることとできないことを、正直にお伝えします。
| 調査で分かること | 調査ではわからないこと |
|---|---|
| 送金先のアドレスと、その後の資金の移動先 | そのアドレスを持っている人の氏名・住所 |
| 資金が取引所に入ったかどうか、どの取引所か | 取引所が保有している本人確認情報の中身 |
| 相手のアカウントが他でも使われていないかの手がかり | 相手の本当の氏名や居場所 |
| 送られてきた写真や名刺が他でも使われていないか | その写真に写っている人物が誰か |
アドレスの動きは追える一方で、その持ち主を氏名に結びつけるには、取引所が保有する情報が必要です。取引所は個人からの照会には応じません。だからこそ当社は、調査報告書を「弁護士や警察が動くための材料」にするところまでを役割としています。
「自分は銀行振込だから関係ない」と思っている方へ

銀行振込のつもりでも、仮想通貨で送っている場合があります。
この案件で多いのは、銀行から国内の取引所へ振り込み、そこで仮想通貨に替えて送るというやり方です。ご自身の感覚では「銀行振込をした」ことになりますが、相手に届いているのは仮想通貨です。
この違いは大きく効きます。取引所を経由した分に残るのは、振込の記録と送付の記録の両方です。どこへ送ったかが分かれば、その先の移動をたどる余地があります。
ご自身がどちらの経路だったか分からなくても大丈夫です。取引所の名前と、入出金の履歴が分かるものをお持ちください。こちらで見て、たどれる出発点があるかどうかをお伝えします。
相手の顔も声も知っているのに、相手が誰か分からない方へ

写真や通話があっても、相手が誰かの証明にはなりません。
この案件では、通話やビデオ通話に応じ、写真も名刺も送ってくるというやり方が確認されています。そこまでしてもらったのだから本人に違いない、と考えてしまうのは自然なことです。
ただ名刺の写真も、役職の説明も、相手側が用意して見せているものです。その会社に問い合わせて確かめない限り、その人がその会社の人であることは分かりません。
送られてきた写真や名刺は、消さずに残しておいてください。同じ写真が別の相手にも使われている場合があります。それ自体が、相手をたどる手がかりになります。
Quantixの会社情報(運営者・所在地)

調査の結果は次のとおりです。Quantixを運営している会社を示す情報は、公開されている範囲では確認できませんでした。総合探偵社みらいが2026年8月21日に調査した時点で確認できた内容を、調査項目ごとにそのまま記載します。
| 調査項目 | 結果 |
|---|---|
| 相談で使われている表記 | 「Quantix」 |
| 運営会社名 | 記載を確認できなかった |
| 所在地 | 記載を確認できなかった |
| 連絡先(電話番号・メールアドレス) | 記載を確認できなかった |
| 金融商品取引業の登録番号 | 記載を確認できなかった |
| 案内されたURL | 相談の中でURLの記録が残っておらず、確認できなかった |
| 勧誘に使われている名義 | 「田中惠美」という名前と、大手企業の役職が名乗られている |
| 名乗られている勤務先 | 実在する大手商社の名称と部署名が使われていた |
| 送金の経路 | 国内の取引所を経由した送金が確認されている |
| 相手からの連絡手段 | インスタグラムのメッセージから始まり、LINEの通話・ビデオ通話まで行われている |
| 金融庁が公表している無登録業者の資料 | 「Quantix」の記載を確認できなかった(2026年8月21日照会) |
この案件で目を引くのは、会社の情報が一つも出てこないまま、個人の名前と役職だけで話が進む点です。投資の画面は案内されるのに、それを運営している会社の名前も所在地も連絡先も出てきません。確かめられるのは、相手が見せてくる名刺の写真と、口頭の説明だけになります。
名乗られている大手商社は実在する企業ですが、この案件とは関係がありません。また「田中惠美」という名前についても、勧誘のために名乗られている名義であり、実在する同姓同名の方とは関係がありません。会社に在籍しているかどうかは、案内されたリンクからではなく、検索して出てきたその会社の公式サイトの窓口から確かめてください。
Quantixの口コミ・評判

調べた範囲では、「Quantix」を利用した方の評判はほとんど見当たりませんでした。(2026年8月21日時点)
評判が見当たらないことは、安全であることを意味しません。この手口は一対一のやり取りだけで進むため、広告や募集の形で外に出ません。検索しても情報が出てこないのは、公開されていないからです。
同じつづりの名前を持つ実在の企業が国内外にあるため、検索するとその企業の情報が先に出てきます。それを見て安心してしまう構造になっている点にも、ご注意ください。いま案内されている画面が、その企業のものだとは限りません。
相手が名乗っている勤務先や役職は、その会社の公式サイトの窓口から確かめられます。案内されたリンクや、相手から教えられた番号ではなく、検索して出てきた公式の窓口をお使いください。
二次被害にもご注意ください。被害に遭われた方に向けて「必ず取り戻せます」と持ちかける動きが、同種の事案で確認されています。検索して最初に出てきた連絡先へすぐに連絡する前に、その相手の会社名・所在地・登録番号が示されているかを見てください。示されていないなら、そこには連絡しないでください。
よくあるご質問

状況によって答えが変わるご質問には、断定せずにお答えする方針です。そのうえで、多くいただく質問をまとめました。
銀行振込しかしていないのですが調査の対象になりますか。
なる場合があります。国内の取引所へ振り込んで、そこから送ったのであれば、相手に届いているのは仮想通貨です。その場合は、振込と送付の両方に記録が残っています。一方、相手が指定した銀行口座へ直接振り込んだ分は当社の調査範囲外で、金融機関と警察が扱う領域になります。まず送金の経路をお聞かせください。
税金を払えば出金できるのではないですか。
払ったあとに出金できたという結果は、同種の事案では確認されていません。確認されているのは、払ったあとに別の名目の請求が続く流れです。「税金」「保証金」「手数料」と名前は変わりますが、受け取るために先に払う仕組みになっていれば、同じ構造です。
相手とビデオ通話もしましたがそれでも別人でしょうか。
通話に応じたこと自体は、相手が誰であるかの証明にはなりません。顔を見せて話すやり取りは、この案件でも確認されています。確かめられるのは、名乗っている勤務先に、その名前の人が在籍しているかどうかです。それは、相手から教えられた連絡先ではなく、その会社の公式の窓口から確かめてください。
相手からの連絡が途絶えてしまいました。もう遅いでしょうか。
連絡が途絶えたあとでも、ご相談いただけます。手がかりになるのは相手との連絡そのものではなく、送金の記録なのです。取引所の履歴と、送った先が分かるものが残っていれば、そこから見ていきます。ただし、時間が経つほど資金は複数のアドレスへ分散していきます。
総合探偵社みらいの対応状況

Quantixに限らず、同種のご相談に、当社は次の流れで対応しています。
| 段階 | 行うこと |
|---|---|
| 1. ご相談 | 状況をうかがい、調査が成り立つかを見る |
| 2. 一次確認 | 送金記録の有無と、たどれる出発点があるかを確かめる |
| 3. お見積り | 調査の範囲と費用、期間の見込みをお伝えする |
| 4. ご契約 | お見積りの内容にご納得いただけた場合のみ、ご契約に進む |
| 5. 追跡調査 | ブロックチェーン上の記録から資金の移動を追う |
| 6. 調査報告書の使い道 | 弁護士や警察が動くための材料としてお使いいただける |
警察や消費生活センターとの役割の違い
警察や消費生活センターは、被害を記録し、注意を広げるための窓口として重要です。一方で送金先をたどり、資金がどこへ移ったのかを特定することは、捜査や相談の窓口とは別の調査になります。
総合探偵社みらいは、東京都公安委員会に探偵業の届出(第30260002号)を行っています。ブロックチェーン上の記録をたどって資金の移動を特定する追跡調査を専門に行い、その結果を調査報告書としてまとめています。
返金の請求や相手方との交渉は弁護士・認定司法書士が担う領域であり、当社は行いません。当社がお渡しするのは、弁護士や警察が動くための材料となる調査報告書です。
ご相談の際にうかがうこと
最初にうかがうのは、次の点です。すべて揃っていなくても大丈夫です。
当社にできないこと
正直にお伝えしておきます。当社は、次のことはできません。
- 返金の請求や、相手方との交渉(弁護士・認定司法書士の領域)
- 被害届の代理提出(受理するのは警察で、届け出はご本人が行う)
- 追跡の結果がどうなるかの約束
調べた範囲で分かったことも、分からなかったことも、隠さずそのままお伝えします。
当社は東京都公安委員会 探偵業届出済 第30260002号として届出を行っています。届出は探偵業に必要な法律上の義務であり、優れた調査会社であることを示すものではありません。番号を確認できない相手については、探偵業の届出をしているかどうかを確かめられません。
まとめ

「Quantix」について、2026年8月21日時点で総合探偵社みらいが確認できたことを整理します。
- SNSのメッセージから始まり、投資の話が出るまでに何週間もかけて信頼を作る流れが確認されている
- 名乗られている大手商社は実在する企業だが、この案件とは関係がない。「田中惠美」も勧誘のための名義で、実在する同姓同名の方とは関係がない
- 通話・ビデオ通話・名刺の写真まで用意される一方、運営会社名・所在地・連絡先・金融商品取引業の登録番号は確認できなかった
- 送金は国内の取引所を経由しており、本人は「銀行振込」と受け取っていることが多い
- 出金の申請に対して、税金・保証金という名目で先払いを求める流れが確認されている
- 相談の中に案内されたURLの記録が残っておらず、ドメインの登録情報は確認できなかった
- 金融庁が公表している無登録業者の資料に該当の記載はなかった。記載がないことは、安全であることを意味しない
この記事は、確認できた範囲を最速で公開する速報です。新しい情報が確認でき次第、この記事に追記します(調査基準日:2026年8月21日)。
いま「税金を払えば出金できる」と言われているのであれば、払う前にご相談ください。また、銀行振込のつもりでも、国内の取引所を経由していればたどれる余地が残っています。状況をうかがったうえで、出発点があるかどうかをお伝えします。その場で調査をお引き受けするとは限りません。調査が成り立たないと判断した場合は、そのようにお伝えします。
専門調査員が
あなたの状況に合わせて
お答えします
具体的な次のアクションをお伝えします。
- 対応通貨:
- その他


出典・参考
- 金融庁「無登録で金融商品取引業を行う者の名称等について」(https://www.fsa.go.jp/ordinary/chuui/mutouroku.html/2026年8月21日照会)
- 総合探偵社みらいによる「Quantix」の名称照会および同じつづりの実在企業との照合(2026年8月21日実施)
免責事項
本記事は、情報提供を目的としたコンテンツです。
本記事の内容は、公開日時点の情報および一般的な知見に基づいています。
総合探偵社みらいの業務範囲は、送金先をたどる調査と、調査報告書の作成・納品までです。仮想通貨・銀行振込・決済アプリのいずれのご相談も承ります。返金交渉その他の法律事務は弁護士の業務範囲(弁護士法第72条)であり、当社では実施いたしません。
個別の法律問題については、弁護士等の専門家にご相談ください。
本記事の情報に基づいて行動した結果について、運営者は責任を負いかねます。
送金先をたどる調査/ブロックチェーン解析
総合探偵社みらいが自社で実施した送金先をたどる調査の結果を公開しています。

