この記事で「NFTKRYP」と書いているのは、「nftkryp.com」というアドレスで公開されている、NFTの売買サイトの形をしたサービスを指します。
こんな流れではありませんか
その追加のお金、払う前にご相談ください。
この記事は、総合探偵社みらい(探偵業届出 第30260002号/東京都公安委員会)が2026年8月20日に「NFTKRYP」を調査した記録です。
この案件は、「nftkryp.com」「www.nftkryp.com」 という表記でも相談が寄せられています。いずれも同じ案件として扱っています。
有名な作品の名前と価格を並べること自体は、その作品と関係がなくてもできます。画面に出ている名前と、いま預けているお金がつながっているとは限りません。
返金請求や相手方との交渉は、弁護士法第72条により弁護士・認定司法書士の領域になります。その弁護士や警察が動くために必要な材料——調査報告書をつくること。それが、総合探偵社みらいの役目です。

お心当たりのある方へ
NFTKRYP への送金経路は、ブロックチェーン解析で追跡できる場合があります。追跡の見込みは調査前にお伝えします。相談だけでもOK・完全無料です。

ご相談の際、LINEで送っていただくものは次の4つです。
4つとも揃っていなくても大丈夫です。いま手元にあるものだけで問題ありません。
NFTKRYPの勧誘の経路と手口

NFTKRYPで確認されているのは、知り合った相手からの紹介で登録し、出金の段階で追加の支払いを求められる流れです。時間の順に並べます。ご自身がいまどの段階にいるかを確かめながら読んでください。
- SNSなどで知り合った相手から、NFTで利益が出ると紹介される
- 案内されたサイトに登録する
- 有名な作品の名前と価格が並んだ画面を見せられ、値上がりを説明される
- 仮想通貨を購入して、そのサイトへ送金する
- 画面上の残高が増え、追加の送金をすすめられる
- 出金しようとすると、先に追加のお金を払うよう求められる
- 払っても出金されず、資金が動かせない状態になる
ここまでが、NFTKRYPについて確認できた範囲です。この先について、同種の手口では、払ったあとに「税金」「保証金」と名目を変えた請求が続く流れが広く確認されています。
まだ追加の支払いをしていない方へ
追加の分をまだ送っていないのであれば、その分は送金しないでください。出金のために先に払う、という流れは、手数料や税金の本来の払い方ではありません。そのうえで、次のものだけは消さずに残しておいてください。
NFTKRYPの被害の特徴

確認できた特徴は次のとおりです。NFTKRYPについて寄せられている相談では、知人からの紹介で始まっている共通点があります。
- きっかけが広告ではなく、SNSなどで知り合った相手からの紹介である
- 画面に有名な作品の名前と価格が並び、値上がりの説明に使われている
- 入金の手段として仮想通貨が指定されている
- 出金の申請に対して、先に追加の支払いを求めている
- 相談はいずれも2026年6月で、サイトのドメインが登録された時期と近い
暗号資産で送金した分は、ブロックチェーン上に記録が残ります。送った先をたどれるのは、この記録が残るからです。ただし、時間が経つほど資金は複数のアドレスへ分散していきます。

お心当たりのある方へ
NFTKRYP への送金経路は、ブロックチェーン解析で追跡できる場合があります。追跡の見込みは調査前にお伝えします。相談だけでもOK・完全無料です。

返金・取り戻せるのか

返金や被害の回復を目指すことは可能です。ただし、手続きの担い手は分かれます。
返金の請求や相手方との交渉は弁護士・認定司法書士が、被害届の受理は警察が担う領域です。当社のような調査会社がこれを代わって行うことは、弁護士法第72条により認められていません。
では、なぜ調査が必要になるのか。請求する相手が分からなければ、請求そのものができないからです。暗号資産で送金した分は、送った先のアドレスと、その後の移動がブロックチェーン上に記録されています。どこへ流れたかを調べることが、請求する相手を探す手がかりになります。
| 送金の方法 | たどれる見込み |
|---|---|
| 国内の取引所で購入して送った | 取引所側に購入と送付の記録が残る。送付先からの移動もたどれる見込みがある |
| 自分のウォレットから直接送った | ブロックチェーン上の記録は残る。ただし出発点をたどるのに時間がかかる |
| 銀行振込で国内取引所に入金し、そこから送った | 振込と送付の両方に記録が残る。たどれる余地は比較的ある |
| 相手の銀行口座へ直接振り込んだ | 当社の調査範囲外。金融機関と警察が扱う領域になる |
表のとおり、たどれる範囲には限りがあるのも事実です。回収できない場合や、戻る額がごく一部にとどまる場合もあります。総合探偵社みらいがお渡しできるのは、追えた範囲をまとめた調査報告書までです。
調査会社をどう選べばよいかについては、仮想通貨・暗号資産詐欺の調査会社の選び方で詳しく解説しています。偽の取引サイトに共通する見分け方は、偽の仮想通貨取引所の見分け方にまとめています。
「必ず取り戻せます」には注意してください
被害に遭われた方をさらに狙う二次被害が、同種の事案で確認されています。見分けるための基準は4つです。
- 結果を断定する
- 返金交渉そのものを請け負うと言う
- 探偵業の届出番号を示せない
- 金額を示さないまま前払いを求める
4つのうち1つでも当てはまる相手への連絡は、いったんやめてください。
いま残しておくもの
次のものは、削除せず残しておいてください。スクリーンショットでも大丈夫です。
調査で分かること・分からないこと
当社は探偵業として、調査とその報告書の作成を行います。できることとできないことを、正直にお伝えします。
| 調査で分かること | 調査ではわからないこと |
|---|---|
| 送金先のアドレスと、その後の資金の移動先 | そのアドレスを持っている人の氏名・住所 |
| 資金が取引所に入ったかどうか、どの取引所か | 取引所が保有している本人確認情報の中身 |
| 画面に出ていた作品と、送金先に関係があるかどうかの手がかり | その作品の権利者との実際の関係 |
| ドメインの登録時期と、サイトの作られ方 | サイトを運営している人物や法人の実名 |
アドレスの動きは追える一方で、その持ち主を氏名に結びつけるには、取引所が保有する情報が必要です。取引所は個人からの照会には応じません。だからこそ当社は、調査報告書を「弁護士や警察が動くための材料」にするところまでを役割としています。
紹介してくれた相手も被害に遭っている場合があります

紹介した側が加害者とは限りません。
この手口では、先に登録した人が、次の人を紹介することがあります。紹介した側も、画面上の残高が増えているのを見て「本当に増える場所だ」と信じている段階であることが少なくありません。
相手を責めるかどうかと、いま送金を止めるかどうかは別のことです。紹介してくれた方との関係に迷いがあっても、追加の支払いを止めることはできます。その方にも、同じ状況になっていないか確かめてみてください。
ご相談いただく時点で費用は発生しません。まず状況をうかがい、たどれる出発点があるかどうかをお伝えします。調査が成り立たないと判断した場合は、そのようにお伝えします。
NFTKRYPの会社情報(運営者・所在地)

調査の結果は次のとおりです。NFTKRYPを運営している会社を示す情報は、公開されている画面から確認できませんでした。総合探偵社みらいが2026年8月20日に調査した時点で確認できた内容を、調査項目ごとにそのまま記載します。
| 調査項目 | 結果 |
|---|---|
| サイトに表示された運営会社名 | 記載を確認できなかった |
| 所在地 | 記載を確認できなかった |
| 連絡先(電話番号・メールアドレス) | 記載を確認できなかった |
| 金融商品取引業の登録番号 | 記載を確認できなかった |
| ページの題名(ブラウザのタブに出る文字) | 「NFTKRYP」のみ |
| 公開画面の文字数 | およそ950字。作品名と価格の一覧が大半だった |
| ドメインの登録日 | 2026年4月25日 |
| ドメインの有効期限 | 2027年4月25日(登録から1年間) |
| ドメイン登録事業者 | NameCheap, Inc.(アメリカ) |
| ネームサーバー | Cloudflare のものが設定されていた |
| 相談が寄せられた時期 | 2026年6月(ドメイン登録の約1か月半後) |
| 金融庁が公表している無登録業者の資料 | 同じドメイン・同じ名称の記載を確認できなかった(2026年8月20日照会) |
公開されている画面はおよそ950字で、その大半が作品名と価格の一覧でした。運営している会社の名前・所在地・連絡先・登録番号は、そのどこにもありません。画面には広く知られたNFTの作品名が並んでいましたが、作品名と価格を並べること自体は、その作品の権利者と関係がなくてもできます。ドメインが登録されたのは2026年4月25日で、有効期限は1年しか取られていません。相談が寄せられているのは、その約1か月半後です。
NFTKRYPの口コミ・評判

調べた範囲では、NFTKRYPを利用した方の評判はほとんど見当たりませんでした。(2026年8月20日時点)
評判が見当たらないことは、安全であることを意味しません。ドメインが登録されたのは2026年4月で、始まってから日が浅いサービスには、そもそも評判が溜まる時間がありません。
あわせて、この手口は知り合った相手から個別に紹介されるため、広く宣伝されているわけではありません。検索しても情報が出てこないのは、外に向けて募集していないからだとも考えられます。
二次被害にもご注意ください。被害に遭われた方に向けて「必ず取り戻せます」と持ちかける動きが、同種の事案で確認されています。検索して最初に出てきた連絡先へすぐに連絡する前に、その相手の会社名・所在地・登録番号が示されているかを見てください。示されていないなら、そこには連絡しないでください。
よくあるご質問

状況によって答えが変わるご質問には、断定せずにお答えする方針です。そのうえで、多くいただく質問をまとめました。
画面に有名なNFTの名前が並んでいました。本物ではないのですか。
作品の名前と価格を画面に並べること自体は、その作品の権利者と関係がなくてもできます。公開されている情報を写して表示するだけなら、権利者の許可は要りません。確かめるべきなのは、作品が本物かどうかではなく、送ったお金がどこへ行ったかです。
出金のための支払いを済ませれば引き出せるのではないですか。
払ったあとに出金できたという結果は、同種の事案では確認されていません。確認されているのは、名目を変えた請求が続くやり方です。そのため、払う前の段階でご相談いただくことをおすすめしています。
紹介してくれた知人に、どう伝えればよいですか。
この手口では、紹介した側も同じ状況になっていることがあります。責めるためではなく、その方も出金できているかを確かめるつもりで声をかけていただくのがよいかと思います。
画面の残高は本物ですか。
その画面を運営している側が表示している数字です。NFTKRYPについては、運営している会社を示す情報自体を確認できませんでした。数字が出ていることと、その額の資産が実際に預けられていることは、別のことです。
総合探偵社みらいの対応状況

NFTKRYPに限らず、同種のご相談に、当社は次の流れで対応しています。
| 段階 | 行うこと |
|---|---|
| 1. ご相談 | 状況をうかがい、調査が成り立つかを見る |
| 2. 一次確認 | 送金記録の有無と、たどれる出発点があるかを確かめる |
| 3. お見積り | 調査の範囲と費用、期間の見込みをお伝えする |
| 4. ご契約 | お見積りの内容にご納得いただけた場合のみ、ご契約に進む |
| 5. 追跡調査 | ブロックチェーン上の記録から資金の移動を追う |
| 6. 調査報告書の使い道 | 弁護士や警察が動くための材料としてお使いいただける |
警察や消費生活センターとの役割の違い
警察や消費生活センターは、被害を記録し、注意を広げるための窓口として重要です。一方で、送金先をたどって資金の移動先を特定する作業は、捜査や相談の窓口とは別の調査になります。
総合探偵社みらいは、東京都公安委員会に探偵業の届出(第30260002号)を行っています。ブロックチェーン上の記録をたどって資金の移動を特定する追跡調査を専門に行い、その結果を調査報告書としてまとめています。
返金の請求や相手方との交渉は弁護士・認定司法書士が担う領域であり、当社は行いません。当社がお渡しするのは、弁護士や警察が動くための材料となる調査報告書です。
ご相談の際にうかがうこと
最初にうかがうのは、次の点です。すべて揃っていなくても大丈夫です。
当社にできないこと
正直にお伝えしておきます。当社は、次のことはできません。
- 返金の請求や、相手方との交渉(弁護士・認定司法書士の領域)
- 被害届の代理提出(受理するのは警察で、届け出はご本人が行う)
- 追跡の結果がどうなるかの約束
調べた範囲で分かったことも、分からなかったことも、隠さずそのままお伝えします。
当社は東京都公安委員会 探偵業届出済 第30260002号として届出を行っています。届出は探偵業に必要な法律上の義務であり、優れた調査会社であることを示すものではありません。番号を確認できない相手については、探偵業の届出をしているかどうかを確かめられません。
まとめ

「NFTKRYP」について、2026年8月20日時点で総合探偵社みらいが確認できたことを整理します。
- ドメインは2026年4月25日に登録され、有効期限は1年間だった
- 運営会社名・所在地・連絡先・金融商品取引業の登録番号は、公開画面から確認できなかった
- 公開画面はおよそ950字で、その大半が作品名と価格の一覧だった
- 知り合った相手からの紹介で登録する流れが確認されている
- 出金の申請に対して、先に追加の支払いを求めるやり方が確認されている
- 相談が寄せられているのは2026年6月で、ドメイン登録の約1か月半後にあたる
- 金融庁が公表している無登録業者の資料に、同じドメインの記載は確認できなかった。記載がないことは、安全であることを意味しない
この記事は、確認できた範囲を最速で公開する速報です。新しい情報が確認でき次第、この記事に追記します(調査基準日:2026年8月20日)。
いま「出金するために先に払ってください」と言われているのであれば、払う前にご相談ください。すでに送ってしまった分についても、送金の記録が残っていれば、たどれる余地が残っていることがあります。状況をうかがったうえで、出発点があるかどうかをお伝えします。その場で調査をお引き受けするとは限りません。調査が成り立たないと判断した場合は、そのようにお伝えします。
専門調査員が
あなたの状況に合わせて
お答えします
具体的な次のアクションをお伝えします。
- 対応通貨:
- その他


出典・参考
- 金融庁「無登録で金融商品取引業を行う者の名称等について」(https://www.fsa.go.jp/ordinary/chuui/mutouroku.html/2026年8月20日照会)
- RDAP(nftkryp.com の登録情報/2026年8月20日照会)
- 総合探偵社みらいによる nftkryp.com の画面記録およびページ構成の確認(2026年8月20日取得)
免責事項
本記事は、情報提供を目的としたコンテンツです。
本記事の内容は、公開日時点の情報および一般的な知見に基づいています。
総合探偵社みらいの業務範囲は、送金先をたどる調査と、調査報告書の作成・納品までです。仮想通貨・銀行振込・決済アプリのいずれのご相談も承ります。返金交渉その他の法律事務は弁護士の業務範囲(弁護士法第72条)であり、当社では実施いたしません。
個別の法律問題については、弁護士等の専門家にご相談ください。
本記事の情報に基づいて行動した結果について、運営者は責任を負いかねます。
送金先をたどる調査/ブロックチェーン解析
総合探偵社みらいが自社で実施した送金先をたどる調査の結果を公開しています。

