この記事で「ORION」と書いているのは、orion-sv-ex.com のページ上に表示されている名称のことです。確認できた表記はこの1通りだけです。
こんな流れではありませんか
追加の入金がまだであれば、入金する前にご相談ください。
この記事は、総合探偵社みらい(探偵業届出 第30260002号/東京都公安委員会)が2026年9月16日に「ORION」を調査した記録です。
はじめにお断りします。この記事で扱うのは、実在する「オリオンビール」とは関係のない案件です。名前だけが使われています。
この「ORION」というサイトには、ページ下部の社名だけが違う、まったく同じ作りのサイトが他に2つあることを確認しています。掲げている実績や利用者の声も、名前を変えて使い回されていました。「次世代」をうたうサイトほど、いつから・誰が運営しているのかを確かめてください。
返金請求や相手方との交渉は、弁護士法第72条により弁護士・認定司法書士の領域になります。その弁護士や警察が動くために必要な材料——調査報告書をつくること。それが、総合探偵社みらいの役目です。

お心当たりのある方へ
ORION への送金経路は、ブロックチェーン解析で追跡できる場合があります。追跡の見込みは調査前にお伝えします。相談だけでもOK・完全無料です。

ご相談の際、LINEで送っていただくものは次の3つです。
3つとも揃っていなくても大丈夫です。いま手元にあるものだけで問題ありません。
ORIONの勧誘の経路と手口

ORIONの名前で確認されているのは、「次世代の取引所」を掲げるサイトへ仮想通貨を入金させ、出金に応じない手口です。起きた順に並べます。いまどの段階にいるかを確かめながら読んでください。

- SNSや広告をきっかけに、仮想通貨の取引所「ORION」を知る
- 「次世代デジタルスキャルピング取引」という説明のサイトへ案内される
- 500K+のアクティブユーザー・ISO27001・99.9%の稼働率など、大きな実績の数字が提示される
- 案内されるまま、国内の取引所などを経由して仮想通貨を入金する
- 画面上の残高は増えているように見える
- 出金を申請しても処理が進まず、手数料や税金など新しい名目で追加の入金を要求される
まだ入金していない方へ
まだ入金していないのであれば、いまはお金を送らないでください。「500K+の利用者」「99.9%の稼働率」は、裏づけのない数字です。サイトの運営者が自分で表示しているだけで、第三者による裏づけはありません。入金をやめたあとも、次のものだけは消さずに残しておいてください。
ORIONの被害の特徴

確認できた特徴は次のとおりです。サイトの作りそのものが使い回しである点が、この案件の最大の特徴です。
- 「次世代のデジタルスキャルピング取引」を掲げる、暗号資産の取引サイトである
- フッターの社名表記だけが違う、同一デザインのサイトが他に2つ確認されている
- 掲げている利用者の声が、他の2サイトと一字一句同じだった
- ドメインの取得は2026年7月6日で、運営の履歴を示す記載がない
- 出金の段階になってから、名目を変えた追加入金を要求される
仮想通貨で送金した分は、ブロックチェーン上に記録が残ります。送った先をたどれるのは、この記録が残るからです。ただし、時間が経つほど資金は複数のアドレスへ分散していきます。

お心当たりのある方へ
ORION への送金経路は、ブロックチェーン解析で追跡できる場合があります。追跡の見込みは調査前にお伝えします。相談だけでもOK・完全無料です。

返金・取り戻せるのか

返金や被害の回復を目指すことは可能です。ただし、手続きの担い手は分かれます。
返金の請求や相手方との交渉は弁護士・認定司法書士が、被害届の受理は警察が担う領域です。当社のような調査会社がこれを代わって行うことは、弁護士法第72条により認められていません。
では、なぜ調査が必要なのでしょうか。会社名や住所が出ていても、資産がそこにあるとは限りません。請求の相手は、資金が実際に移った先です。その相手が分からなければ、請求そのものができないからです。入金したときの送金の記録が、その手がかりになります。暗号資産の送金記録は、サイトの表示とは別に、ブロックチェーン上に残り続けます。
| 送金の方法 | たどれる見込み |
|---|---|
| 国内の取引所から暗号資産を送金した | 取引所に購入と送付の記録が残り、送付先からの移動を追える余地がある |
| 取引所を経由せず、ウォレットから直接送った | 送付先アドレスとTXIDから、資金の移動をたどる余地がある |
| クレジットカードで入金した | 利用明細に、決済した先の表示と日付が残る |
| 銀行振込で入金した | いつ・どこへ・いくら送ったかが振込の記録に残る |
銀行振込のご相談も承っています。国内の取引所へ振り込んで仮想通貨を購入した場合も同じです。振込と送付の両方に記録が残るため、そこがたどる出発点です。「銀行振込をしただけ」と思っていても、その先で仮想通貨に換えられていることがあります。振込で終わったのか、そこから先があるのかは、記録を見れば分かります。
ただし、たどれる範囲には限りがあります。回収できない場合や、戻る額がごく一部にとどまる場合もあります。
調査会社をどう選べばよいかについては、仮想通貨・暗号資産詐欺の調査会社の選び方で詳しく解説しています。偽の取引サイトに共通する見分け方は、偽の仮想通貨取引所の見分け方にまとめています。
「必ず取り戻せます」には注意してください
被害に遭われた方を、さらに狙う相手がいます。二次被害です。見分けるための基準は4つです。
- 結果を断定する
- 弁護士でも認定司法書士でもない者が、返金の交渉を請け負うと言う
- 探偵業の届出番号を示せない
- 契約の前に、総額を書面で示さない
4つのうち1つでも当てはまるなら、その相手には連絡しないでください。
いま残しておくもの
次のものは、削除せず残しておいてください。スクリーンショットで大丈夫です。
調査で分かること・分からないこと
当社は探偵業として、調査とその報告書の作成を行います。調査で分かることと、分からないことを、正直にお伝えします。
| 調査で分かること | 調査では分からないこと |
|---|---|
| 送金先アドレスと資金の移動経路 | ウォレットを実際に使っている人物の氏名・住所 |
| サイトの作り・実績表示が他サイトと同一であること(当社が保全した記録) | 運営者がいまどこで何をしているか |
| 同じ名称・同じ作りのサイトが、ほかにも出ているかどうか | 今後その名前が使われ続けるかどうか |
アドレスの動きは追える一方で、その持ち主を氏名に結びつけるには、取引所が保有する情報が必要です。取引所は個人からの照会には応じませんが、弁護士が正式な手続きで求める道は残っています。だからこそ当社は、調査報告書を「弁護士や警察が動くための材料」にするところまでを役割としています。
大きな実績の数字を見て信じてしまった方へ

表示されている数字を確かめたのは、正しい行動です。
この案件のサイトには、「500K+のアクティブユーザー」「99.9%の稼働率」「ISO27001認証」など、信頼を裏づけるはずの数字が並んでいました。
ただし、これらの数字を第三者が確認できる形で裏づける記載はありませんでした。同じ作りの別サイトでも同じ数字が使われていたことは、「ORIONの会社情報」の見出しで詳しく整理しています。
数字を見て信じたこと自体は、落ち度ではありません。大きな数字を並べるのは、サイトの正体を確かめさせないためです。いま手元に何が残っているかを、まずお聞かせください。
ORIONの会社情報(運営者・所在地)

この取引所の運営者の情報は、ほとんど明らかにされていません。表は、総合探偵社みらいが2026年9月16日に調査した時点の内容です。
| 調査項目 | 結果 |
|---|---|
| 案内で使われている名称 | 「ORION」。サイトのURLは orion-sv-ex.com |
| 名前を使われている実在の会社 | オリオンビール株式会社(沖縄県)。この案件とは関係がない |
| ドメインの登録日(2026年9月8日照会) | 2026年7月6日 |
| ドメインの有効期限 | 2027年7月6日(登録から1年間) |
| ドメインの状態(RDAPのstatus) | client transfer prohibited・client update prohibited(移管・更新の保護設定) |
| 登録事業者 | Tucows Domains Inc. |
| ネームサーバー | trey.ns.cloudflare.com/wren.ns.cloudflare.com |
| 運営会社名・所在地・連絡先 | サイト上に提示されていない |
| サイトの作りが同一の他サイト(2026年9月8日照会) | xeno-one-serv.com・prometix-ex.com の2件。フッターの社名表記1行以外、作りが同一だった |
| 掲げている利用者の声 | 3サイトとも一字一句同じ文面が使われていた |
| 金融庁が公表している登録一覧・無登録業者の資料(2026年9月8日照会) | 「ORION」「orion-sv-ex.com」の記載はなかった |
| 利用した方が書いた口コミ | 見当たらない |
注目していただきたいのは、「次世代」を掲げるサイトでありながら、運営の履歴を裏づける記載が一つもない点です。ドメインの取得は2026年7月6日で、掲げている実績の大きさとは釣り合っていません。フッターの社名だけを変えて使い回せる作りであることも、保全した記録が裏づけています。
本物のオリオンビール株式会社(沖縄県)は、ビール・チューハイ等を製造する飲料メーカーです。公式サイトは orionbeer.co.jp で、当社が2026年9月16日に接続できることを確認しました。同社が暗号資産の取引所を運営しているという記載は、公式サイト上に見当たりません。「ORION」という名称が使われているだけで、同社とのつながりを示すものはありません。
ORIONの口コミ・評判

「ORION」を名乗るこの勧誘についての書き込みは、2026年9月16日時点で見当たりません。
評判が見当たらないことと、安全であることは別のことです。運営者がサイトに掲げた「利用者の声」は、他の2サイトと一字一句同じ文面でした。使い回しの文面であり、第三者の評判の代わりにはなりません。
「ORION」で検索して出てくるのは、多くが名前を使われた実在の会社の情報です。実在するオリオンビール株式会社は沖縄県の飲料メーカーで、この案件とは関係がありません。検索して情報が出てきたことは、案内されたサイトが本物である証拠にはなりません。
返金をうたう相手に連絡する前に、その相手の素性を確かめられるかどうかを、先に見てください。見分けるための基準は、この記事の前半で4つ挙げています。
よくあるご質問

状況によって答えが変わるご質問には、断定せずにお答えしています。そのうえで、多くいただく質問をまとめます。
オリオンビールが運営している取引所ではないのですか。
そのような記載は、オリオンビール株式会社の公式サイトに見当たりません。確かめるときは、案内されたリンクからではなく、検索して出てきた公式サイト(orionbeer.co.jp)からご確認ください。
画面上の残高は増えていました。詐欺ではないのではありませんか。
画面に表示される数字は、サイトの運営者が表示しているだけの数字です。出金が実際に完了するかどうかとは別のことです。出金を申請した記録(日時・金額)を残しておいてください。
実績の数字(利用者数・稼働率)が提示されていました。信頼できませんか。
当社の調べでは、同じ数字と同じ利用者の声が、フッターの社名だけを変えた別のサイトにも使われていました。数字そのものが、第三者による裏づけを伴っていません。
相手のアカウントが消えました。もう何もできませんか。
アカウントが消えても、入金したときの送金の記録は消えません。取引所の入出金履歴や、ウォレットの送金記録は端末にも残ります。連絡が取れなくなった日付も、あわせて控えておいてください。
総合探偵社みらいの対応状況

ORIONに限らず、同種のご相談に、当社は次の流れで対応しています。
| 段階 | 行うこと |
|---|---|
| 1. ご相談 | 状況をうかがい、調査が成り立つかを見る |
| 2. 一次確認 | 送金記録の有無と、たどれる出発点があるかを確かめる |
| 3. お見積り | 調査の範囲と費用、期間の見込みをお伝えする |
| 4. ご契約 | お見積りの内容にご納得いただけた場合のみ、ご契約に進む |
| 5. 追跡調査 | ブロックチェーン上の記録から資金の移動を追う |
| 6. 調査報告書の使い道 | 弁護士や警察が動くための材料としてお使いいただける |
警察や消費生活センターとの役割の違い
警察や消費生活センターは、被害を記録し、注意を呼びかけるための窓口として重要です。一方で、送金先をたどって資金の移動先を特定する作業は、捜査や相談の窓口とは別の調査になります。
総合探偵社みらいは、東京都公安委員会に探偵業の届出(第30260002号)を行っています。ブロックチェーン上の記録をたどって資金の移動を特定する追跡調査を専門に行い、その結果を調査報告書としてまとめています。
探偵業の届出番号は、調査を仕事にするための最低条件です。番号を示さない相手については、届出をしているかどうかを確かめられません。まず番号を確かめてください。
返金の請求や相手方との交渉は弁護士・認定司法書士が担う領域であり、当社は行いません。当社がお渡しするのは、弁護士や警察が動くための材料となる調査報告書です。
費用について
ご相談の費用は次のとおりです。ご契約の前に、調査の範囲と総額を書面でご提示します。
| 項目 | 金額 |
|---|---|
| 初回のご相談 | 0円(電話・LINEとも。2回目以降のご相談も無料) |
| 着手金 | 10万円〜(追跡する取引の件数や被害の規模によって変わる) |
| 成功報酬 | 0円(回収できた額に応じていただく報酬はない) |
お支払いいただくのは着手金だけで、回収した額に応じていただく報酬はありません。ご相談の段階では費用は発生しません。
被害の額が着手金より小さいかもしれない方へ
お引き受けできないことがあります。調査にかかる手間は、被害の額では決まりません。被害の額が小さいほど、費用が見合わなくなります。見合わないと判断した場合は、その場でそうお伝えします。
ただし、それが分かるのはご相談をうかがったあとです。そしてお断りする場合も、ご相談の費用はいただきません。お話しいただいても、お金の面で損をすることはありません。
お引き受けできないのは、被害が軽いという意味ではありません。調査という方法がその件に向いていない、というだけです。
着手金の額は、お引き受けできると分かった時点で、調査の範囲とあわせて書面でご提示します。
調査報告書をお受け取りになったあと、弁護士にご相談される場合の費用は、事務所ごとに異なります。当社ではその金額を申し上げられません。報告書は、のちのご相談の場でそのままお使いいただけるものをお渡しします。
ご相談の際にうかがうこと
最初にうかがうのは、次の点です。すべて揃っていなくても大丈夫です。
当社にできないこと
正直にお伝えしておきます。当社は、次のことはできません。
- 返金の請求や、相手方との交渉(弁護士・認定司法書士の領域)
- 被害届の代理提出(受理するのは警察で、届け出を行うのはご本人)
- 追跡の結果がどうなるかの約束
調べた範囲で分かったことも、分からなかったことも、隠さずそのままお伝えします。
まとめ

「ORION」について、2026年9月16日時点で総合探偵社みらいが確認できたことを整理します。
- 案内で使われている名称は「ORION」。サイトのURLは orion-sv-ex.com
- 名称が同じ実在のオリオンビール株式会社は、この案件とは関係がない
- ドメインの登録日は2026年7月6日。有効期限はその1年後の2027年7月6日
- フッターの社名表記だけが違う、同一デザインのサイトが他に2つ確認されている(xeno-one-serv.com・prometix-ex.com)
- 掲げている利用者の声は、3サイトとも一字一句同じだった
- 入金後、出金の段階になってから、名目を変えた追加入金を要求される流れを確認
- 運営会社名・所在地・連絡先は、いずれも提示されていない
- 金融庁が公表している登録一覧・無登録業者の資料に、この名称の記載はなかった。記載がないことは、安全である証拠にならない
この記事は、現時点で確認できた範囲をまとめた速報です。新しい情報が確認でき次第、この記事に追記します(調査基準日:2026年9月16日)。
もう一度お伝えします。実在する「オリオンビール」と、この件は別のものです。本物のオリオンビールの公式サイトは orionbeer.co.jp です。確かめるときは、案内されたリンクからではなく、検索して出てきた公式サイトからご確認ください。案内されたリンクは、本物そっくりに作られていることがあります。
いま追加の入金を要求されているのであれば、入金する前にご相談ください。すでに入金してしまっている場合でも、入金したときの送金の記録が残っていれば、そこが出発点になります。状況をうかがったうえで、たどれる出発点があるかどうかをお伝えします。その場で調査をお引き受けするとは限りません。調査が成り立たないと判断した場合は、そのようにお伝えします。
専門調査員が
あなたの状況に合わせて
お答えします
具体的な次のアクションをお伝えします。
- 対応通貨:
- その他


出典・参考
- Verisign RDAP(orion-sv-ex.com ドメイン登録情報/2026年9月8日照会)
- 金融庁「無登録で金融商品取引業を行う者の名称等について」(金融庁「無登録で金融商品取引業を行う者の名称等について」/2026年9月8日照会)
- オリオンビール株式会社 公式サイト(2026年9月16日照会)
- 総合探偵社みらいによる orion-sv-ex.com の画面記録の確認と、保全済みサイトとの照合(2026年9月8日実施)
免責事項
本記事は、情報提供を目的としたコンテンツです。
本記事の内容は、公開日時点の情報および一般的な知見に基づいています。
総合探偵社みらいの業務範囲は、送金先をたどる調査と、調査報告書の作成・納品までです。仮想通貨・銀行振込・決済アプリのいずれのご相談も承ります。返金交渉その他の法律事務は弁護士の業務範囲(弁護士法第72条)であり、当社では実施いたしません。
個別の法律問題については、弁護士等の専門家にご相談ください。
本記事の情報に基づいて行動した結果について、運営者は責任を負いかねます。
送金先をたどる調査/ブロックチェーン解析
総合探偵社みらいが自社で実施した送金先をたどる調査の結果を公開しています。

