この記事で「ヴァーチュファイナンシャル」と書いているのは、LINEやSNSの投資勧誘で案内されていた取引先の呼び名です。確認できている表記は「ヴァーチュファイナンシャル」の1つです。
こんな流れではありませんか
追加の入金を要求されているなら、払う前にご相談ください。
この記事は、総合探偵社みらい(探偵業届出 第30260002号/東京都公安委員会)が2026年9月28日に「ヴァーチュファイナンシャル」を調査した記録です。
はじめにお断りします。この記事で扱うのは、実在する「Virtu Financial」とは関係のない案件です。名前だけが使われています。
実在する登録番号や社名を見せられると、つい安心してしまうものです。しかし、番号や社名が本物でも、案内してきた相手まで本物とは限りません。相手をたどる手がかりになるのは、実際に振り込んだ記録です。
返金請求や相手方との交渉は、弁護士法第72条により弁護士・認定司法書士の領域になります。その弁護士や警察が動くための材料——調査報告書をつくること。それが、総合探偵社みらいの役目です。

お心当たりのある方へ
ヴァーチュファイナンシャル への送金経路は、ブロックチェーン解析で追跡できる場合があります。追跡の見込みは調査前にお伝えします。相談だけでもOK・完全無料です。

ご相談のとき、LINEで送っていただくものは次の3つです。
3点そろっていなくても大丈夫です。いま手元にあるものだけで問題ありません。
ヴァーチュファイナンシャルの勧誘の経路と手口

ヴァーチュファイナンシャルで確認されているのは、実在する登録業者の名称と登録番号を示して信用させ、IPO銘柄の配分という制度上ありえない説明で入金を求める流れです。起きた順に並べます。いまどの段階にいるかを確かめながら読んでください。
- SNSや投資グループで「ヴァーチュファイナンシャル」という取引先を案内される
- ウェブサイト上に「関東財務局の登録番号」など、実在の登録情報を思わせる表示が出てくる
- 「未公開株・IPOの配分に関与している」という、通常の取引にはない説明を受ける
- 案内どおりに銀行振込で入金する
- その後の出金や取引の実態について、確認が取れなくなる
まだ入金していない方へ
その入金はやめてください。登録番号や社名が実在していても、それだけで正規の取引先だとは判断できません。あわせて、次のものは消さずに手元に残しておいてください。
ヴァーチュファイナンシャルの被害の特徴

怪しいと判断できる点は次のとおりです。ヴァーチュファイナンシャルで注意すべきなのは、実在する登録業者の名称と登録番号を示して信用させている点です。
- 関東財務局の登録番号まで具体的に見せられると、受け取った側はそれ以上調べようとしなくなる。番号の具体さで疑いを封じるのが、この手口のねらいである
- 詐称されていたのは「高速取引行為者」という特殊な登録区分で、一般にはなじみが薄いため、名称の正確さがかえって信用材料に見えてしまう
- 高速取引行為者は制度上IPO銘柄の配分に関与できない立場だが、「配分に関与している」という、その制度と矛盾する説明が使われていた
- 金融庁が令和7年11月に商号詐称と虚偽説明の両方を公式に警告しており、公的機関がすでに注意を呼びかけている類型である
銀行の口座へ振り込んだ分は、いつ・どこへ・いくら送ったかが振込の記録として残ります。手がかりが残るのは、この記録があるからです。ただし、口座に入った資金は短い間に引き出されていきます。

お心当たりのある方へ
ヴァーチュファイナンシャル への送金経路は、ブロックチェーン解析で追跡できる場合があります。追跡の見込みは調査前にお伝えします。相談だけでもOK・完全無料です。

返金・取り戻せるのか

返金や被害の回復を目指すことは可能です。ただし、手続きの担い手は分かれます。
返金の請求や相手方との交渉は弁護士・認定司法書士が、被害届の受理は警察が担う領域です。当社のような調査会社がこれを代わって行うことは、弁護士法第72条により認められていません。
なぜ調査が必要なのでしょうか。会社名や住所が出ていても、資産がそこにあるとは限りません。請求の相手は、資金が実際に移った先です。その相手が分からなければ、請求そのものができないからです。そこで、入金先の口座や、振り込んだ日時・金額が手がかりになります。
| 送金の方法 | たどれる見込み |
|---|---|
| 相手が指定した銀行口座へ振り込んだ | いつ・どの名義へ・いくら送ったかを記録から整理できる。振込先が途中で替わっていれば、口座の使い分けも分かる |
銀行振込のご相談も承っています。国内の取引所へ振り込んで仮想通貨を購入した場合も同じです。振込と送付の両方に記録が残るため、そこがたどる出発点です。「銀行振込をしただけ」と思っていても、その先で仮想通貨に換えられていることがあります。振込で終わったのか、そこから先があるのかは、記録を見れば分かります。
ただし、たどれる範囲には限りがあります。回収できない場合や、戻る額がごく一部にとどまる場合もあります。
調査会社をどう選べばよいかについては、投資詐欺の調査会社の選び方で詳しく解説しています。
「必ず取り戻せます」には注意してください
被害に遭われた方を、さらに狙う相手がいます。二次被害です。見分けるための基準は次の4つです。
- 結果を断定する
- 弁護士でも認定司法書士でもないのに、返金の交渉を請け負うと言う
- 探偵業の届出番号を示せない
- 契約の前に、総額を書面で示さない
4つのうち1つでも当てはまるなら、その相手には連絡しないでください。
いま残しておくもの
次のものは、削除せず残しておいてください。スクリーンショットで大丈夫です。
調査で分かること・分からないこと
当社は探偵業として、調査とその報告書の作成を行います。調査で分かることと、分からないことを、正直にお伝えします。
| 調査で分かること | 調査では分からないこと |
|---|---|
| 入金先として指定された口座と、そこまでのやり取り | その口座を実際に使っている人物の氏名・住所 |
| 「ヴァーチュファイナンシャル」名義を使っていたサイトやアカウントの記録 | 案内役を実際に運営している人物や法人の実名 |
| 金融庁の警告資料に記載された詐称の手口との照合結果 | 運営者が今後どう動くか |
| 公開されている情報から確認できる範囲の照合 | 金融機関が保有する本人確認情報の中身 |
口座の動きは記録として残る一方で、その口座を実際に使っている人物の氏名を特定するには、金融機関が保有する情報が必要です。金融機関は個人からの照会には応じません。そのため当社は、調査報告書を「弁護士や警察が動くための材料」にするところまでを役割としています。
登録番号が記載されていたので信じた方へ

登録番号を確かめたのは、正しい行動です。
実在する登録業者の名称や登録番号を示して信用させるやり方は、同種の投資詐欺のほかの事案でも金融庁が繰り返し警告している型です。
Virtu Financialは実在する世界的な市場メイカーです。ただし、金融庁はこの会社の名称や登録番号が無登録業者に無断で使われていたと公表しています。案内してきた相手がその会社の関係者であるかどうかは、登録番号が載っているだけでは分かりません。
入金を要求されても、応じる前にご相談ください。案内画面とやり取りは消さずに残しておいてください。
ヴァーチュファイナンシャルの会社情報(運営者・所在地)

この案件を案内していた側の運営者を示す情報は見当たりません。表は、総合探偵社みらいが2026年9月28日に調査した時点の内容です。
| 調査項目 | 結果 |
|---|---|
| 案内で使われている名称 | ヴァーチュファイナンシャル |
| 名称に使われた実在の会社 | Virtu Financial Singapore Pte. Ltd.。この案件とは関係がない |
| その会社が実在することの確認(2026年9月28日照会) | 公式サイト(virtu.com)を確認。グループ本体はNASDAQ上場の世界的な市場メイカー |
| 金融庁による商号詐称の公表(2026年9月28日照会) | 令和7年11月、無登録業者が「Virtu Financial Singapore Pte. Ltd.」の商号と関東財務局の登録番号を詐称していたと公表 |
| あわせて指摘された虚偽の説明 | 高速取引行為者は制度上IPO銘柄の配分に関与できないが、「関与している」という虚偽の説明が使われていた |
| 入金の求められ方 | 銀行振込 |
| 案内されたサイトのURL | 相談の記録に残っていない |
| 運営会社名 | 記載なし |
| 所在地 | 記載なし |
| 金融庁が公表する無登録業者の一覧(3種・2026年9月28日照会) | 「ヴァーチュファイナンシャル」の名称自体は見当たらない。詐称された「Virtu Financial Singapore Pte. Ltd.」の商号は警告資料に掲載あり |
この表ではっきりしているのは、案内された名称や登録番号が実在するものであっても、それを実際に示していたのが本物の会社とは限らない点です。
本物のVirtu Financial Singapore Pte. Ltd.(グループ本体はNASDAQ上場のVirtu Financial, Inc.)は、世界的な市場メイカー(高速取引行為者)です。無登録業者がウェブサイト上で同社の名称や関東財務局の登録番号を表示していたことを、金融庁が令和7年11月に商号詐称として公表しています。同庁は「高速取引行為者はIPO銘柄の配分に関与できないにもかかわらず、関与している旨の虚偽の説明を行っていた」とも指摘しています。(2026年9月28日照会)
ヴァーチュファイナンシャルについて確認された新しい名称と名目(2026年10月1日時点)
記事を出したあとに寄せられたご相談から、そのときには分かっていなかった名称と名目が確認できました。同じ案件かどうかを見分ける手がかりになります。
- グループ名・プラン名/Virtu櫻会—281
心当たりのある名称があれば、次の送金に応じる前にご相談ください。
ヴァーチュファイナンシャルの口コミ・評判

当社の調査では、「ヴァーチュファイナンシャル」の評判は、2026年9月28日時点で見当たりません。
評判が見当たらないからといって、安全だとは限りません。実在企業の名称を詐称する勧誘は、LINEなどの個別のやり取りで完結することが多く、被害の声が外部に出にくくなります。
「Virtu Financial」で検索して出てくるのは、名前を使われた側の情報です。同社は実在する世界的な市場メイカーです。金融庁の公表によれば、無登録業者がこの会社の商号を勝手に使っていました。本物のVirtu Financialが、この勧誘に関わっているわけではありません。
実在する登録業者の名称や登録番号を示して信用させる型は、ほかの投資詐欺の事案でも金融庁が繰り返し警告しています。登録番号が載っていても、それだけで入金を決めないでください。
被害に気づいた直後は、返金をうたって近づいてくる相手にもご注意ください。見分けるための基準は、この記事の前半で4つ挙げています。
よくあるご質問

状況によって答えが変わるご質問には、断定せずにお答えしています。そのうえで、多くいただく質問をまとめます。
登録番号まで載っていました。正規の業者ではないのですか。
登録番号が実在するものであっても、それを表示していたのが本物の会社とは限りません。金融庁は令和7年11月、まさにこの型の商号詐称を公表しています。
IPO銘柄の配分に関与していると説明されました。本当でしょうか。
高速取引行為者は制度上、IPO銘柄の配分に関与できません。「配分に関与している」という説明自体が、制度と矛盾しています。金融庁もこの点を虚偽の説明として指摘しています。
サイトがすでに開けなくなっています。
サイトが開けなくても、送金の記録は残っています。振込の控えや通帳に加えて、スマホに残っている画面やLINEのやり取りを保存してください。何を見せられていたかは、ご自身で残した記録で確かめられます。
家族に知られずに相談できますか。
はい。ご連絡いただく時間帯や方法は、ご事情に合わせます。当社から、ご家族へお伝えすることは一切ありません。
総合探偵社みらいの対応状況

ヴァーチュファイナンシャルに限らず、同種のご相談に、当社は次の流れで対応しています。
| 段階 | 行うこと |
|---|---|
| 1. ご相談 | 状況をうかがい、調査が成り立つかを見る |
| 2. 一次確認 | 送金記録の有無と、たどれる出発点があるかを確かめる |
| 3. お見積り | 調査の範囲と費用、期間の見込みをお伝えする |
| 4. ご契約 | お見積りの内容にご納得いただけた場合のみ、ご契約に進む |
| 5. 調査 | 振込の記録と、案内に使われたアカウントの記録を照合し、どこまでたどれるかを確かめる |
| 6. 調査報告書の使い道 | 弁護士や警察が動くための材料としてお使いいただける |
警察や消費生活センターとの役割の違い
警察や消費生活センターは、被害を記録し、注意を呼びかけるための窓口として重要です。一方で、送金先をたどって資金の移動先を特定する作業は、捜査や相談の窓口とは別の調査になります。
総合探偵社みらいは、東京都公安委員会に探偵業の届出(第30260002号)を行っています。振込の記録と、案内に使われたアカウントの記録を照合してどこまでたどれるかを調べ、その結果を調査報告書としてまとめています。
返金の請求や相手方との交渉は弁護士・認定司法書士が担う領域であり、当社は行いません。当社がお渡しするのは、弁護士や警察が動くための材料となる調査報告書です。
探偵業の届出番号は、調査を仕事にするための最低条件です。番号を示さない相手については、届出をしているかどうかを確かめられません。まず番号を確かめてください。
費用について
ご相談の費用は次のとおりです。ご契約の前に、調査の範囲と総額を書面でご提示します。
| 項目 | 金額 |
|---|---|
| 初回のご相談 | 0円(電話・LINEとも。2回目以降のご相談も無料) |
| 着手金 | 10万円〜(追跡する取引の件数や被害の規模によって変わる) |
| 成功報酬 | 0円(回収できた額に応じていただく報酬はない) |
お支払いいただくのは着手金だけで、回収した額に応じていただく報酬はありません。ご相談の段階では費用は発生しません。
被害の額が着手金より小さいかもしれない方へ
お引き受けできないことがあります。調査にかかる手間は、被害の額では決まりません。被害の額が小さいほど、費用が見合わなくなります。見合わないと判断した場合は、その場でそうお伝えします。
ただし、それが分かるのはご相談をうかがったあとです。そしてお断りする場合も、ご相談の費用はいただきません。詳しい事情をお話しいただいても、それで追加の費用が発生することはありません。
お引き受けできないのは、被害が軽いという意味ではありません。調査という方法がその件に向いていない、というだけです。
着手金の額は、お引き受けできると分かった時点で、調査の範囲とあわせて書面でご提示します。
調査報告書をお受け取りになったあと、弁護士にご相談される場合の費用は、事務所ごとに異なります。報告書は、のちのご相談の場でそのままお使いいただけるものをお渡しします。
ご相談の際にうかがうこと
最初にうかがうのは、次の点です。すべて揃っていなくても大丈夫です。
当社にできないこと
正直にお伝えしておきます。当社は、次のことはできません。
- 返金の請求や、相手方との交渉(弁護士・認定司法書士の領域)
- 被害届の代理提出(受理するのは警察で、届け出を行うのはご本人)
- 追跡の結果がどうなるかの約束
調べた範囲で分かったことも、分からなかったことも、隠さずそのままお伝えします。
まとめ

「ヴァーチュファイナンシャル」について、2026年9月28日時点で総合探偵社みらいが確認できたことを整理します。
- 案内で使われている名称は「ヴァーチュファイナンシャル」
- 実在する世界的な市場メイカーVirtu Financial Singapore Pte. Ltd.の名称・登録番号が使われている
- 金融庁は令和7年11月、この商号詐称を公表
- 「IPO銘柄の配分に関与している」という、制度上ありえない虚偽の説明も同時に指摘されている
- 入金の方法は銀行振込
- 運営会社名・所在地は、いずれも記載がない
- 「ヴァーチュファイナンシャル」という名称自体は金融庁の無登録業者一覧に見当たらない
この記事は、現時点で確認できた範囲をまとめた速報です。新しい情報が確認でき次第、この記事に追記します(調査基準日:2026年9月28日)。
もう一度お伝えします。実在する「Virtu Financial」と、この件は別のものです。本物のVirtu Financialの公式サイトは virtu.com です。確かめるときは、案内されたリンクからではなく、ご自身で検索して出てきた公式サイトからご確認ください。案内されたリンクは、本物そっくりに作られていることがあります。
いま「ヴァーチュファイナンシャル」名義での入金を要求されているなら、払う前にご相談ください。すでに送ってしまった場合も、送金の記録があれば状況を整理できます。その場で調査をお引き受けするとは限りません。調査が成り立たないと判断した場合は、そのようにお伝えします。
専門調査員が
あなたの状況に合わせて
お答えします
具体的な次のアクションをお伝えします。
- 対応通貨:
- その他


出典・参考
- 金融庁「無登録で金融商品取引業を行う者の名称等について」(PDF)
- Virtu Financial公式サイト(2026年9月28日照会。事業内容を確認)
- 総合探偵社みらいによる、寄せられた相談内容の整理(2026年9月28日実施。相談1人ぶんに基づく。個人が特定できる記述は除く)
免責事項
本記事は、情報提供を目的としたコンテンツです。
本記事の内容は、公開日時点の情報および一般的な知見に基づいています。
総合探偵社みらいの業務範囲は、送金先をたどる調査と、調査報告書の作成・納品までです。仮想通貨・銀行振込・決済アプリのいずれのご相談も承ります。返金交渉その他の法律事務は弁護士の業務範囲(弁護士法第72条)であり、当社では実施いたしません。
個別の法律問題については、弁護士等の専門家にご相談ください。
本記事の情報に基づいて行動した結果について、運営者は責任を負いかねます。
送金先をたどる調査/ブロックチェーン解析
総合探偵社みらいが自社で実施した送金先をたどる調査の結果を公開しています。

