この記事で「HT MKT」と書いているのは、LINEでの案内から始まり、アプリを入れて取引する案件です。
こんな流れではありませんか
「違約金を払えば全額返金する」と言われているなら、振り込む前にご相談ください。
この記事は、総合探偵社みらい(探偵業届出 第30260002号/東京都公安委員会)が2026年9月9日に「HT MKT」を調査した記録です。
この案件は、「HT MKT証券」「MKT証券」という表記でも確認されています。この記事では同じ案件として扱います。
返金を求めたこと自体に「違約金」がかかる、というのがこの案件の特徴です。名目は案件ごとに変わりますが、受け取るより先に払わせる点は同じです。
返金請求や相手方との交渉は、弁護士法第72条により弁護士・認定司法書士の領域になります。その弁護士や警察が動くために必要な材料——調査報告書をつくること。それが、総合探偵社みらいの役目です。

お心当たりのある方へ
HT MKT への送金経路は、ブロックチェーン解析で追跡できる場合があります。追跡の見込みは調査前にお伝えします。相談だけでもOK・完全無料です。

ご相談の際、LINEで送っていただくものは次の4つです。
4つとも揃っていなくても大丈夫です。いま手元にあるものだけで問題ありません。
HT MKTの勧誘の経路と手口

HT MKTで確認されているのは、LINEでの案内からアプリの導入へ進み、返金を申し出た段階で「違約金」を求められる流れです。起きた順に並べます。ご自身がいまどの段階にいるかを確かめながら読んでください。
- LINEで連絡が来て、投資の取引を勧められる
- 取引に使うアプリを、端末に入れるよう案内される
- 指示された口座へ、銀行振込で入金する
- 買いと売りの指示をLINEで受け取りながら、そのとおりに取引する
- 画面上の残高が増え、利益が出ているように見える
- 振り込んだお金を返してほしいと伝える
- 「違約金を払えば全額返金する」と言われる
まだ違約金を振り込んでいない方へ
違約金の振込は、やめてください。そのうえで、次のものだけは消さずに残しておいてください。
HT MKTの被害の特徴

確認できた特徴は次のとおりです。HT MKTは、「違約金」という名目が使われる点で、ほかの案件と異なります。
- 名目が「違約金」である。返金を求めたこと自体に費用がかかる、という説明になっている
- 「全額返金する」という約束と引き換えに、先に払わせる
- 取引の指示も返金のやり取りも、LINEとアプリの中だけで完結する
- 名称に「証券」が含まれているが、その名称で登録を受けた事業者を示す情報は確認できていない
- 案内されたURLの記録が残っておらず、外部から画面を確かめる手立てがない
- 2026年9月9日時点で確認できているのは、振り込んだ額が数百万円の規模に及ぶことだ
銀行の口座へ振り込んだ分は、いつ・どこへ・いくら送ったかが振込の記録として残ります。手がかりが残るのは、この記録があるからです。ただし、口座に入った資金は短い間に引き出されていきます。

お心当たりのある方へ
HT MKT への送金経路は、ブロックチェーン解析で追跡できる場合があります。追跡の見込みは調査前にお伝えします。相談だけでもOK・完全無料です。

返金・取り戻せるのか

返金や被害の回復を目指すことは可能です。ただし、手続きの担い手は分かれます。
返金の請求や相手方との交渉は弁護士・認定司法書士が、被害届の受理は警察が担う領域です。当社のような調査会社がこれを代わって行うことは、弁護士法第72条により認められていません。
では、なぜ調査が必要なのでしょうか。会社名や住所が出ていても、資産がそこにあるとは限りません。請求の相手は、資金が実際に移った先です。その相手が分からなければ、請求そのものができないからです。振込には、受け取った側の口座番号と名義が残ります。その名義をたどるところから、調査は始まります。
| 送金の方法 | たどれる見込み |
|---|---|
| 銀行の窓口やATMから振り込んだ | 利用明細に振込先の口座・名義・日付・金額が残る。その名義を照合するところから調べられる |
| ネットバンキングから振り込んだ | 振込の履歴が画面に残る。控えを画像で保存でき、そのまま調査の材料になる |
| 複数の口座へ分けて振り込んだ | どの口座へいくら送ったかがそれぞれ残る。口座と口座のつながりを照合できる |
| 国内の取引所へ振り込んで仮想通貨を購入した | 振込と送付の両方に記録が残る。そこから先の移動をたどれる余地がある |
| 現金で手渡した | 振込のような記録は残らない。やり取りの画面と受け渡しの経過が手がかりになる |
銀行振込のご相談も承っています。国内の取引所へ振り込んで仮想通貨を購入した場合も同じです。振込と送付の両方に記録が残るため、そこがたどる出発点です。「銀行振込をしただけ」と思っていても、その先で仮想通貨に換えられていることがあります。振込で終わったのか、そこから先があるのかは、記録を見れば分かります。
ただし、たどれる範囲には限りがあります。回収できない場合や、戻る額がごく一部にとどまる場合もあります。
調査会社をどう選べばよいかについては、投資詐欺の調査会社の選び方で詳しく解説しています。
「必ず取り戻せます」には注意してください
被害に遭われた方を、さらに狙う相手がいます。二次被害です。同種の事案でよく見られる手口で、見分けるための基準は4つです。
- 結果を断定する
- 弁護士でも認定司法書士でもないのに、返金の交渉を請け負うと言う
- 探偵業の届出番号を示せない
- 契約の前に、総額を書面で示さない
4つのうち1つでも当てはまるなら、その相手には連絡しないでください。
いま残しておくもの
次のものは、削除せず残しておいてください。スクリーンショットで大丈夫です。
調査で分かること・分からないこと
当社は探偵業として、調査とその報告書の作成を行います。調査で分かることと、分からないことを、正直にお伝えします。
| 調査で分かること | 調査では分からないこと |
|---|---|
| 振込先として記録に残っている口座の名義 | その名義を使っている人の氏名・住所 |
| 同じ名義や同じ名称が、同種の事案でも使われているかどうか | 勧誘を行っている人物や法人の実名 |
| 「HT MKT」「HT MKT証券」「MKT証券」の3表記と、公的な資料との照合 | 画面に表示されていた残高と利益が、何をもとに計算されていたか |
| 端末に残っているアプリを、いつ・どこから入れたか | そのアプリを用意した人物や法人の実名 |
口座の動きは記録として残る一方で、その口座を実際に使っている人物の氏名を特定するには、金融機関が保有する情報が必要です。金融機関は個人からの照会には応じません。だからこそ当社は、調査報告書を「弁護士や警察が動くための材料」にするところまでを役割としています。
違約金を払おうか迷っている方へ

求められている違約金は、振り込まないでください。
「全額返金する」と言われると、あと少しで終わるように見えます。ここまで振り込んだ額が大きいほど、引き返しにくくなります。これは判断力の問題ではありません。そう思わせる言い方が仕組まれているためです。
いま起きているのは、返金の前に振込を要求される段階です。払ったあとに全額が戻ったという結果は、同種の事案では確認されていません。次に別の名目でお金を求められても、その振込には応じないでください。
ご相談いただく時点で費用は発生しません。まず状況をうかがい、たどれる出発点があるかどうかをお伝えします。調査が成り立たないと判断した場合は、そのようにお伝えします。
HT MKTの会社情報(運営者・所在地)

調査項目は全部で14項目あります。確認できたのは7項目、分からなかったのは5項目です。残る2項目は金融庁の公表資料への照会で、いずれも該当する記載がありませんでした。HT MKTを運営する会社の記載は、公開されている情報には見当たりません。表は、総合探偵社みらいが2026年9月9日に調査した時点の内容です。
| 調査項目 | 結果 |
|---|---|
| 案内が始まる経路 | LINE。そこから投資の取引へ勧誘 |
| 案内されたサイトのURL・ドメイン | 案内されたURLの記録が残っていないため、サイトの作りもドメインの取得時期も確認できていない |
| 運営会社名 | 公開されている情報からは確認できていない |
| 所在地 | 公開されている情報からは確認できていない |
| 連絡先(電話番号・メールアドレス) | 公開されている情報からは確認できていない |
| 案内で使われている名称 | 「HT MKT証券」「MKT証券」。いずれも「証券」を含む |
| その名称で登録を受けた事業者を示す情報 | 公開されている情報からは確認できていない |
| 取引に使うもの | 端末に入れるアプリ |
| 買いと売りの指示 | LINEで受け取る |
| 入金の方法 | 銀行振込 |
| 返金を申し出た際に求められた名目 | 「違約金」 |
| 求められたときの言い方 | 「違約金を払えば全額返金する」 |
| 金融庁が公表している無登録業者の資料3種(国内・海外所在・HTML版)で「HT MKT」を検索 | 3種とも記載なし(2026年9月9日照会) |
| 同じ資料で「HT MKT証券」「MKT証券」を検索 | 3種とも記載なし(2026年9月9日照会) |
たどる出発点は、運営者の情報ではなく手元の記録にあります。銀行振込には振込先の口座と名義が残り、アプリを入れた端末には配布元の記録が残ります。公開されている情報だけでは運営者までは分かりませんが、この2つは、いまも手元に残っている材料です。
金融庁の資料に記載がないからといって、安全とは限りません。金融庁は同じ資料で、次のとおり注意を促しています。「掲載されている無登録業者は、警告書の発出を行った時点で無登録営業を行っていることが確認できた者に限られています。そのため、掲載されていない者であっても、無登録営業に該当する行為を行っていることがあり得ますのでご注意ください」(金融庁「無登録で金融商品取引業を行う者の名称等について」金融庁「無登録で金融商品取引業を行う者の名称等について」・同資料の留意事項/2026年9月9日照会)
HT MKTの口コミ・評判

HT MKTについて書かれた利用者の声は、2026年9月9日時点で見当たりませんでした。
評判が見当たらないことは、問題がないことの裏づけにはなりません。案内がLINEのやり取りの中で進むため、外部から見える場所に書き込みが残りません。検索して出てこないことと、利用した人がいないことは別です。
返金の条件として「違約金」を求められます
HT MKTでこの名目が出るのは、返金を申し出たあとです。「違約金」は本来、約束を破った側が払うものです。返金を求めたことが約束を破ったことになる、という説明を裏づける記載はどこにもありません。ほかの案件では税金・手数料・保証金が使われており、名目は次々に変わります(例:清算時の納税を求められるA-12株式研究と学習グループ)。
名称に「証券」という文言が使われています
HT MKTの案内で使われている名前は「HT MKT証券」「MKT証券」の2つです。この2つの名前で登録を受けた事業者の記録は、公開されている情報には見当たりません。「証券」という語は、名乗るだけであれば誰にでも使えます。「証券」という文字が名称に含まれていることは、登録を受けている証拠になりません。
被害に気づいた直後は、返金をうたって近づいてくる相手にもご注意ください。見分けるための基準は、この記事の前半で4つ挙げています。
よくあるご質問

状況によって答えが変わるご質問には、断定せずにお答えしています。そのうえで、多くいただく質問をまとめます。
違約金を払えば本当に全額返金されるのですか。
返金のために自分から先に払うという話であれば、それは返金ではありません。名目が「違約金」でも「税金」でも、そこは同じです。
画面に出ていた利益は本物ですか。
画面に出ていた数字は、表示していた側が決めたものです。確かめられるのは、ご自身の口座へ実際にお金が戻ったかどうかだけです。表示されていた残高ではなく、振込の記録で判断してください。
「証券」と名乗っていれば登録を受けた会社なのでしょうか。
名前に「証券」と入っていても、それだけでは登録を受けている証拠になりません。登録を受けているかどうかは、その名称の事業者の記録が公開されているかで分かります。HT MKTについては、公開されている情報にその記録は見当たりませんでした。
案内されたサイトのURLが分かりません。それでも相談できますか。
できます。アプリを入れているなら、配布元は端末に残ります。ストアのダウンロード履歴、iPhoneなら「設定」の「VPNとデバイス管理」、Androidならブラウザのダウンロード履歴です。これらの画面が、たどる出発点になります。
総合探偵社みらいの対応状況

HT MKTに限らず、同種のご相談に、当社は次の流れで対応しています。
| 段階 | 行うこと |
|---|---|
| 1. ご相談 | 状況をうかがい、調査が成り立つかを見る |
| 2. 一次確認 | 送金記録の有無と、たどれる出発点があるかを確かめる |
| 3. お見積り | 調査の範囲と費用、期間の見込みをお伝えする |
| 4. ご契約 | お見積りの内容にご納得いただけた場合のみ、ご契約に進む |
| 5. 調査 | 振込の記録と、案内に使われたアカウントの記録を照合し、どこまでたどれるかを確かめる |
| 6. 調査報告書の使い道 | 弁護士や警察が動くための材料としてお使いいただける |
警察や消費生活センターとの役割の違い
警察や消費生活センターは、被害を記録し、注意を呼びかけるための窓口として重要です。ただし、送金先をたどって資金の移動先を特定する作業は、捜査や相談の窓口とは別の調査になります。
総合探偵社みらいは、東京都公安委員会に探偵業の届出(第30260002号)を行っています。振込の記録と、案内に使われたアカウントの記録を照合してどこまでたどれるかを調べ、その結果を調査報告書としてまとめています。
返金の請求や相手方との交渉は弁護士・認定司法書士が担う領域であり、当社は行いません。当社がお渡しするのは、弁護士や警察が動くための材料となる調査報告書です。
費用について
ご相談の費用は次のとおりです。ご契約の前に、調査の範囲と総額を書面でご提示します。
| 項目 | 金額 |
|---|---|
| 初回のご相談 | 0円(電話・LINEとも。2回目以降のご相談も無料) |
| 着手金 | 10万円〜(追跡する取引の件数や被害の規模によって変わる) |
| 成功報酬 | 0円(回収できた額に応じていただく報酬はない) |
お支払いいただくのは着手金だけで、回収した額に応じていただく報酬はありません。ご相談の段階では費用は発生しません。
被害の額が着手金より小さいかもしれない方へ
お引き受けできないことがあります。調査にかかる手間は、被害の額では決まりません。被害の額が小さいほど、費用が見合わなくなります。見合わないと判断した場合は、その場でそうお伝えします。
ただし、それが分かるのはご相談をうかがったあとです。そしてお断りする場合も、ご相談の費用はいただきません。お話しいただいても、お金の面で損をすることはありません。
お引き受けできないのは、被害が軽いという意味ではありません。調査という方法がその件に向いていない、というだけです。
着手金の額は、お引き受けできると分かった時点で、調査の範囲とあわせて書面でご提示します。
調査報告書をお受け取りになったあと、弁護士にご相談される場合の費用は、事務所ごとに異なります。当社ではその金額を申し上げられません。報告書は、のちのご相談の場でそのままお使いいただける形でお渡しします。
ご相談の際にうかがうこと
最初にうかがうのは、次の点です。すべて揃っていなくても大丈夫です。
当社にできないこと
正直にお伝えしておきます。当社は、次のことはできません。
- 返金の請求や、相手方との交渉(弁護士・認定司法書士の領域)
- 被害届の代理提出(受理するのは警察で、届け出を行うのはご本人)
- 追跡の結果がどうなるかの約束
調べて分かったことも、分からなかったことも、隠さずそのままお伝えします。
探偵業の届出番号は、調査を仕事にするための最低条件です。番号を示さない相手については、届出をしているかどうかを確かめられません。まず番号を確かめてください。
まとめ

「HT MKT」について、2026年9月9日時点で総合探偵社みらいが確認できたことを整理します。
- 案内はLINEでのやり取りから始まり、取引には端末に入れるアプリを使う
- 買いと売りの指示は、LINEで受け取る
- 入金は銀行振込で、画面上では利益が出ているように見える
- 返金を申し出ると「違約金を払えば全額返金する」と言われる
- ほかの案件で使われる税金・手数料・保証金とは名目が違うが、受け取るために先に払わせる仕組みは同じ
- 「HT MKT証券」「MKT証券」という「証券」を含む名称が使われている
- その名称で登録を受けた事業者を示す情報は、公開されている情報からは確認できていない
- 案内されたURLの記録が残っていないため、サイトの作りやドメインの取得時期は確認できていない
- 運営会社名・所在地・連絡先の記載も、公開されている情報の中には見当たらない
- 金融庁が公表している無登録業者の資料3種に「HT MKT」「HT MKT証券」「MKT証券」の記載はなかった(記載がないからといって、安全とは限らない)
この記事は、現時点で確認できた範囲をまとめた速報です。新しい情報が確認でき次第、この記事に追記します(調査基準日:2026年9月9日)。
いま「違約金を払えば全額返金する」と言われているのであれば、振り込む前にご相談ください。すでに振り込んだあとでも、振込の控えとLINEのやり取りが残っているうちなら、たどれる余地があります。状況をうかがったうえで、出発点があるかどうかをお伝えします。その場で調査をお引き受けするとは限りません。調査が成り立たないと判断した場合は、そのようにお伝えします。
専門調査員が
あなたの状況に合わせて
お答えします
具体的な次のアクションをお伝えします。
- 対応通貨:
- その他


出典・参考
- 金融庁「無登録で金融商品取引業を行う者の名称等について」(金融庁「無登録で金融商品取引業を行う者の名称等について」/2026年9月9日照会。国内・海外所在・HTML版の3種を全文検索)
- 総合探偵社みらいによる名称の照合(「HT MKT」「HT MKT証券」「MKT証券」の3表記で、金融庁の公表資料3種および一般の公開情報を検索/2026年9月9日実施。いずれの表記でも、該当する事業者の記載を確認できず)
免責事項
本記事は、情報提供を目的としたコンテンツです。
本記事の内容は、公開日時点の情報および一般的な知見に基づいています。
総合探偵社みらいの業務範囲は、送金先をたどる調査と、調査報告書の作成・納品までです。仮想通貨・銀行振込・決済アプリのいずれのご相談も承ります。返金交渉その他の法律事務は弁護士の業務範囲(弁護士法第72条)であり、当社では実施いたしません。
個別の法律問題については、弁護士等の専門家にご相談ください。
本記事の情報に基づいて行動した結果について、運営者は責任を負いかねます。
送金先をたどる調査/ブロックチェーン解析
総合探偵社みらいが自社で実施した送金先をたどる調査の結果を公開しています。

